児童ポルノ禁止法改正に伴い、絵師や同人好き達も悲鳴を上げている。
その中には二十歳を過ぎていない世代も存在しており、選挙権を持たない彼らは政府に対して意見を言いたくても伝えられない状況に置かれているようだ。
そんな状況を打破するべく、私ならこうするという方法を二つ紹介する。


一つ目は、フリーペーパーやzineを個人、仲間内で作成し配布することだ。
フリーペーパーは説明不要だろうが、zineとはまだ馴染みのない単語だろう。
これも同人誌のようなもので、印象としては二次創作誌よりアートブックに近い分類に入る。
結局は同人誌で勝負するのかと思われるかもしれないが、これら紙の媒体は複数の団体と協力することでパワフルになる。
例えば作成したフリーペーパーをNPO団体の事務所や地域の交流スペースに置いてもらう。
探すのに苦労するだろうが、今や若者支援を謳っている団体は多い。
NPO団体は必然的に地元議員など政治に関係する人物の出入りが多い。
若者に対して友好的な市の交流スペースは自分達と同じような考えを持っている人を集めやすい。
そういった交流スペースは勉強会も開くため、様々な世代や職種の人が出入りする場所だ。読者や協力者を増やすのに効果的な場所だろう。


二つ目はディスカッションを動画に撮ってコンテンツとして確立することだ。
自分達と同じような意見、または正反対の意見を持っている人をかき集め、仲介役に信頼出来る大人(ここが難しい。マイケル・サンデル先生のような人がおすすめ)を呼び、徹底的に議論するのだ。
その様子をビデオカメラでもタブレットでもいいので撮影し、podcastyoutubeの番組、ニコニコ生放送で配信する。
要はTEDのような番組を自分達で作るのだ。


この二つの方法のみそは、コンテンツというところだ。
著作権のある商品として提供しなければ意味が無い。
そうしなければただの素人の趣味で終わってしまうからだ。
逆にきちんとコンテンツが確立されていれば、外国が興味を持ってくれ、夢の実現に協力してくれたりする。
ネットでは児童ポルノ禁止法改正に対しpixivで批判するイラストを描いたりする動向が窺えるが、そんなことだけしても意味が無い。
結局は身内だけの井戸端会議で終わってしまうのだ。
投票権がなくとも、政治に対して積極的になることは出来る。ぜひテクノロジーを駆使して自分の意見をきちんと伝えてみてはどうだろう。

◆参考サイト


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